人生とはギャンブルのようなものである

お金を稼ぐということ

競馬やパチンコなどのギャンブルは生活のため行う方もいれば、娯楽目的で行う方もいます。
またギャンブルにのめり込んで抜け出せなくなってギャンブル依存症になってしまったという方も少なくありません。

賭け金によって違ってきますが、ギャンブルを行う方のほとんどは数万円単位で儲けたり損をしたりして一喜一憂をしているというのが事実になります。
現在男性が生涯に稼ぎ出す収入の平均金額は、およそ2億5千万円ぐらいで、女性の場合は、およそ2億円ぐらいとされています。

ちなみに1人の子供を大学を卒業するまで育てあげるのに必要となる教育費は、およそ1500万円ぐらいかかります。
数万円ぐらいのお金を儲けたか損をしたかで一喜一憂して時間を浪費するのは勿体ないことです。

人間は誕生した時点で、限定された時間で生きる必要があります。
そのため、その限定した時間を、どのように暮らせば良いのかを早急に見極めることが必要です。

お金をいくら持っていたとしてもタイムリミットを迎えてしまえば意味がありません。
お金で時間は買うことが出来ないからです。

人生そのものが時間をかけた最も大きなギャンブル

限定した時間の中で、どのようにして過ごしていくのかというのは、人生そのものが時間をかけた最も大きなギャンブルであるということになります。
独立したり転職したりすることは、将来的に稼ぐ見通しの資金を賭けている行為だと考えがちなのですが、このことはその人の時間をかけていることになるのです。

お金をいくら持っていたとしても意味はありません。
最も重要なのはその人自身が生きている時間なのです。

もちろん、ギャンブル自体が悪いものという訳ではありません。
ギャンブルをした経験がその人の財産や知識として活用されるのであれば非常に良いことと言えます。
何をして過ごすにしても、その行為がその人にとって財産になる暮らし方であれば、それで良い訳です。

しかし人間である以上、時間を無駄にしてしまったと感じることも時にはあります。
初めから時間の無駄だと知りつつも過ごしたのか、結果的に時間の無駄になってしまったのかによって違ってきますが、どちらにしても時間の無駄であったと反省することは、その人の経験に繋がります。

その経験を無駄にしてしまうかどうかは、その人の考え方次第です。

すべての経験は有意義なものに変えることができる

ご飯を友達と食べて過ごす時間は決して無駄なことではありません。
そこでの会話や出会いは、その人の人生を新たに切り開く契機になる可能性があるからです。

家族と一緒に旅行に出かける時間も無駄な時間ではありません。
その旅行先で感じたり、見たりしたことは、その人の人生を豊かにしてくれるかも知れないからです。

趣味のために使う時間も無駄な訳ではありません。
ある程度の息抜きはその人を楽な状態にして、仕事の効率を高めてくれる可能性が高いからです。
そして趣味で行っていることが仕事に繋がる可能性もあります。

同じ内容の失敗を何度も繰り返す訳でなければ、時間の無駄ということは本当はありません。
人生は最も大きな時間をかけたギャンブルと言えます。

1度しか人生は過ごせませんし、やり直すことは出来ません。
とは言っても生きている間は何度でも挑戦することが可能です。

まとめ

家族の生活を守るために仕事を嫌々ながらも続けているという人は、そうまでしても守っていきたい存在を抱えている自分に誇りを持てるのであればそれで良いと言えます。

サラリーマンを辞めて起業して結果的に収入が少なくなってしまったという人も好きなことに対して時間を使うことを選ぶ自分に対して誇りを持てるのであれば、それで良い訳です。

時間の過ごし方は人それぞれということになります。
問題は、今を過ごしている人生が本当に有意義な時間の過ごし方が出来ているかということです。