結婚に憧れが強過ぎるケース
子供の頃には将来の夢はお父さんとお母さんのような幸せな結婚をして家族と一緒に暮らしたいと思うようになるものかもしれません。
素敵なウェディングドレスを着てみたいというのは女性達の憧れでもありますし、家に帰るといつも温かい料理と妻や子供達に出迎えてもらいたいという風に願っている男性も多いでしょう。
そんな風に憧れている人達だとしても、いざしてみると離婚をすることになってしまったり、結婚が出来ずじまいの人もいるのはなぜなのでしょうか。
それだけ憧れているのですから、結婚生活も上手くいきそうなものですが、そんな人たちでも上手くいかないというのは不思議でなりません。
まず結婚できない人の理由は、憧れが強すぎることが原因になっている可能性があります。
こんな人と一緒に暮らしていきたいという理想が強すぎる場合は、その理想に当てはまる人がいなければ結婚したいという気持ちになる事が出来ないからです。
いざ恋人が出来たとしても、二の足を踏んでしまうことになりその先にすすめないとなれば、いつまでたっても独身のままになってしまいます。
それでは離婚をしてしまう人の原因はどうなっているのでしょうか。
ここでも出てくるのが、やはりあこがれが強すぎたという部分です。
小さな頃から思い描いていた理想の家庭を築くことが出来なかった場合は、そのギャップに喪失感を得てしまうことになります。
そのようになってしまうと、こんなはずではなかったというように思うようになり、離婚をしたいと感じるようになってくるでしょう。
理想と現実は違うことが多い
理想通りの生活をおくろうと思っても、相手が全く自分と同じ考えではあるとは限りませんし、仕事や経済的な問題から上手くいかない場合もあります。
週末になれば、家族みんなでお出かけをして外食をし、平日は専業主婦の妻が手料理で夫を出迎えるというのは理想の家庭像ではあります。
しかしそんな生活が出来るのは、経済的な余裕がある家庭だけになってしまうでしょう。
夫一人の稼ぎだけで十分な生活が出来れば妻は働きに出なくてもいいですが、現実的にはそんな家庭はほとんどありません。
専業主婦として暮らす事が出来たとしても、切り詰めた生活を送るようになり、とてもではないですが毎週のように外食など出来るはずもないはずです。
夫が1人でたくさん稼ぐ家庭だったとしても、会社経営などをしている場合は接待や付き合いなどで、毎日早く帰ってこれるわけではありません。
週末には出張などがある事も多いでしょうし、収入が多くても家族を顧みる時間などないと考えておいた方がいいでしょう。
そういった風に、理想と現実の差というのはどのような相手を選んでも起きてくると考えておく必要があります。
結婚生活はお互いが努力をしあうことが大切
そこを理解しないまま結婚をしてしまうと、憧れていた生活と違うという風に落胆をしてしまうことになり、どんどん嫌になっていくはずです。
生活の中ではあきらめなければならないこともたくさんあるという風に考えておかなくてはなりませんし、いい事ばかりではないと思わなくてはならないでしょう。
もちろん憧れていた通りの生活が出来るかどうかは、お互いが努力をしあう必要もあります。
そこで努力をせずに不満ばかりを言っているようでは、ますます破たんしていく事になりますので、お互いが気をつける必要があるはずです。
憧れるのはいくら憧れても問題ありませんが、他人の家庭を羨ましがるような事をしてはいけません。
他の家庭は幸せそうなのに、自分達だけ不幸だと感じるようになってしまうと、それが態度に表れてしまうことになり悪循環になります。
幸せな生活は自分達のペースで作り出していけばいいですので、憧れの生活を手に入れられる努力をしましょう。