就職ってしなければいけないのか?

フリーランスと言う働き方

日本では多くの人が高校卒業後や大学卒業後に就職するのが現状です。
就職した場合メリットは多くあります。
仕事を行う上でのマナー・考え方・人付き合いなどを、お金を貰いながら学ぶことができます。

余程の資産家で無い限り仕事を行う、対価としてお金を貰い生活することになります。
お金がなければ、家にも住めませんし、食べ物や衣服なども買う事ができません。

ただ、必ずしも学校を卒業したあとすぐに就職する必要はありません。
今フリーランスと言う働き方あります。
フリーランスとは、会社に所属せずに個人で仕事を請け負お金を得る方法となります。

フリーランスのメリットは、サラリーマンと比べて遥かに多くのお金を稼ぐことができる可能性があることです。
サラリーマンの場合一部の会社を除いて年齢によって大体の賃金は決まっています。

大手企業でも年収1000万円以上の賃金を貰えるのはほんの一握りです。
貰えるとしても新卒で入社してから20年以上経過した40代とかになります。

仕事が出来れば20代や30代で年所得1000万も可能

フリーランスの場合は大変なことは少なくないですが、仕事が出来れば20代や30代で年所得1000万と言うのも不可能ではありません。
会社に勤めるのが普通と言う価値観はこれから大きく変わることが予想されます。

アメリカでは近い将来半数がフリーランスになるとの予想結果があります。
日本においても、某調査によれば2017年時点で1122万人ものフリーランスが活躍しているとされています。
この数は労働人口の17%になる数字です。

厚生労働省が発表した報告書「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」によれば、正社員制度が崩壊して多くの企業はプロジェクト型になる、と言う考えを示しています。

各分野に精通しているフリーランスは、各プロジェクトで主な戦力になることが予想されています。
フリーランスは未来の日本において一般的な働き方になるのではないでしょうか。

フリーランスは実績が命

2035年にその様な状況になるとすれば、その10年前には雇用体系が変わる流れができることが予想されます。
先行してフリーランスとして活躍した人が将来のプロジェクト型社会において、多くの信頼を得られやすいのではないでしょうか。

仕事を依頼する場合実績が大切です。
例えばA社とB社が同じ家を同じ価格で販売したとします。
A社は販売実績が多いですがB社は販売実績が少ない場合、どちらが選ばれるでしょうか。

フリーランスでも同じことが言えます。
例えばあるサービスを同じ価格で提供しているフリーランスが二人いるとします。
一方は実績が多く一方は実績が少ない場合普通どちらに仕事をお願いするでしょうか。

多くの人が、実績が多い人にお願いするのではないでしょうか。
クライアントに信頼されない場合仕事を受注できず収入はゼロになってしまいます。

そうなると、仕事を受注するための工夫が必要になります。
例えば受注金額を落としたりすることです。

能力が高い人こそ始めからフリーランスになるべき

受注金額を落としてしまうと、一つの仕事に時間をかけることができずクオリティーの高い仕事をできにくくなるかもしれません。
つまり、フリーランスが活躍することが予想される社会で活躍するために、高校卒業後や大学卒業後に新卒で就職せずにすぐにフリーランスになって仕事を行うことは、大きなメリットがあるのではないでしょうか。

就職してしまうと、あれこれ時間が過ぎてしまい、好機を逃してしまうこともあります。
会社勤めのメリットももちろんあるので、否定している分けではありません。

ただ、何がなんでも就職と考える必要はないのではないでしょうか。
能力が高い人こそ始めからフリーランスになった方が良いかもしれません。

フリーランスのメリットはサラリーマンと比べて裁量が多いことです。
自分の考えを第一にして行動することができます。
新卒サラリーマンの場合何かを決める決定権は多くはありません。

人生とはギャンブルのようなものである

お金を稼ぐということ

競馬やパチンコなどのギャンブルは生活のため行う方もいれば、娯楽目的で行う方もいます。
またギャンブルにのめり込んで抜け出せなくなってギャンブル依存症になってしまったという方も少なくありません。

賭け金によって違ってきますが、ギャンブルを行う方のほとんどは数万円単位で儲けたり損をしたりして一喜一憂をしているというのが事実になります。
現在男性が生涯に稼ぎ出す収入の平均金額は、およそ2億5千万円ぐらいで、女性の場合は、およそ2億円ぐらいとされています。

ちなみに1人の子供を大学を卒業するまで育てあげるのに必要となる教育費は、およそ1500万円ぐらいかかります。
数万円ぐらいのお金を儲けたか損をしたかで一喜一憂して時間を浪費するのは勿体ないことです。

人間は誕生した時点で、限定された時間で生きる必要があります。
そのため、その限定した時間を、どのように暮らせば良いのかを早急に見極めることが必要です。

お金をいくら持っていたとしてもタイムリミットを迎えてしまえば意味がありません。
お金で時間は買うことが出来ないからです。

人生そのものが時間をかけた最も大きなギャンブル

限定した時間の中で、どのようにして過ごしていくのかというのは、人生そのものが時間をかけた最も大きなギャンブルであるということになります。
独立したり転職したりすることは、将来的に稼ぐ見通しの資金を賭けている行為だと考えがちなのですが、このことはその人の時間をかけていることになるのです。

お金をいくら持っていたとしても意味はありません。
最も重要なのはその人自身が生きている時間なのです。

もちろん、ギャンブル自体が悪いものという訳ではありません。
ギャンブルをした経験がその人の財産や知識として活用されるのであれば非常に良いことと言えます。
何をして過ごすにしても、その行為がその人にとって財産になる暮らし方であれば、それで良い訳です。

しかし人間である以上、時間を無駄にしてしまったと感じることも時にはあります。
初めから時間の無駄だと知りつつも過ごしたのか、結果的に時間の無駄になってしまったのかによって違ってきますが、どちらにしても時間の無駄であったと反省することは、その人の経験に繋がります。

その経験を無駄にしてしまうかどうかは、その人の考え方次第です。

すべての経験は有意義なものに変えることができる

ご飯を友達と食べて過ごす時間は決して無駄なことではありません。
そこでの会話や出会いは、その人の人生を新たに切り開く契機になる可能性があるからです。

家族と一緒に旅行に出かける時間も無駄な時間ではありません。
その旅行先で感じたり、見たりしたことは、その人の人生を豊かにしてくれるかも知れないからです。

趣味のために使う時間も無駄な訳ではありません。
ある程度の息抜きはその人を楽な状態にして、仕事の効率を高めてくれる可能性が高いからです。
そして趣味で行っていることが仕事に繋がる可能性もあります。

同じ内容の失敗を何度も繰り返す訳でなければ、時間の無駄ということは本当はありません。
人生は最も大きな時間をかけたギャンブルと言えます。

1度しか人生は過ごせませんし、やり直すことは出来ません。
とは言っても生きている間は何度でも挑戦することが可能です。

まとめ

家族の生活を守るために仕事を嫌々ながらも続けているという人は、そうまでしても守っていきたい存在を抱えている自分に誇りを持てるのであればそれで良いと言えます。

サラリーマンを辞めて起業して結果的に収入が少なくなってしまったという人も好きなことに対して時間を使うことを選ぶ自分に対して誇りを持てるのであれば、それで良い訳です。

時間の過ごし方は人それぞれということになります。
問題は、今を過ごしている人生が本当に有意義な時間の過ごし方が出来ているかということです。